後期近代の公共交通に関する政治思想的考察――ハレ新市における路面電車路線網の延伸過程を媒介にして (その二) 2016/01/05 by 田村伊知朗 One comment 田村伊知朗 (その一)より続く 3.1970年代中葉以降のハレ新市における地域内の公共的人員交通 SEDの主張、つまり地域内の公共的人員交通をバスに限定するという交通政策 Continue reading →
後期近代の公共交通に関する政治思想的考察――ハレ新市における路面電車路線網の延伸過程を媒介にして (その一) 2016/01/04 by 田村伊知朗 One comment 田村伊知朗 はじめに ザクセン・アンハルト州の一都市であるハレ市は、ドイツ民主共和国(以下、東独と略)のハレ県の県都であった。東独時代に、ハレ市に隣接してハ Continue reading →
進化をシステム論から考える(12) 生物の地下深部進化仮説 2015/12/29 by 高橋一行 No comments 高橋一行 (11)より続く 中沢弘基の生命の誕生についての、2冊の本を(中沢2006, 2014)を読む。 彼の主張は、次の二段階に分けて考えることができる。ひとつは、地球が誕生してから、どのように、有 Continue reading →
進化をシステム論から考える(11) 金子邦彦(2) 2015/12/29 by 高橋一行 One comment 高橋一行 (10)より続く 金子邦彦を読み解いて行く。後半である。ここでも、相互作用がキーワードである。 第5章と6章では、細胞内の分子の相互作用を扱った。そこで、分子集団の分化が生じていた。このあと、 Continue reading →
進化をシステム論から考える(10) 金子邦彦(1) 2015/12/29 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (9)より続く 金子邦彦を読み解いて行く。系全体でなされる相互作用がテーマになる。 著書の第5章から入るべきだろう(注1)。 本稿第8章で書いたように、生命は、自己複製をする、代謝系を有する Continue reading →
二つの最高裁判決を読んで、家族を考える(下) 2015/12/27 by 西兼司 No comments 西兼司 (上)より続く (三)、「夫婦同姓制度合憲」判決の問題点 もう一つの「夫婦同姓制度合憲」判決は、民法第750条の合憲性を憲法第13条、第14条第1項、第24条第1項及び Continue reading →
二つの最高裁判決を読んで、家族を考える(上) 2015/12/26 by 西兼司 One comment 西兼司 たまたま、12月16日午後2時前後テレビを見ていたら、5分間程度の「ニュース」では収まらず「最高裁での2つの訴えについての判決」に関する予告、速報的事実、判決理由、解説が暫くの時間続けられた。翌日 Continue reading →
現代ギリシャ文学ノート(2) ――この山道を行きし人あり(日本における現代ギリシャ文学受容史)―― 2015/12/18 by 茂木政敏 No comments 茂木政敏 先日、さる仏文科出の女性から「現代ギリシャ文学って日本で未開の領域で…なんというか…ミシェル・レリス言うところのBriséesですね」と言われて、これは言い得て妙なことを言う、とほとほと感心して Continue reading →
進化をシステム論から考える(9) 複雑系について 2015/11/16 by 高橋一行 No comments 高橋一行 (8)より続く 複雑系とは何か。それは、進化論にとって、どんな意義があるのか。そのことを扱いたい。 この後に取り挙げて、詳述する予定の物理学者、金子邦彦は、『カオスの紡ぐ夢の中で』というエッセイ Continue reading →
公共交通と地方衰退(四)――新幹線建設と在来線の廃止――急行列車「はまなす」の廃止問題に関して 2015/10/29 by 田村伊知朗 No comments 田村伊知朗 『毎日新聞』によれば、JR北海道の急行列車「はまなす」が、2016年3月において廃止さる。「来年3月の北海道新幹線(新函 Continue reading →