パウロ・ルター・フォイエルバッハ―柴田隆行死去3年目によせて 2024/11/04 by Ω No comments 石塚正英 はじめに わが畏友の柴田隆行(1949-2021)は、勤務先の東洋大学で講座「社会文化思想史」を担当し、その講義概要(2000年度)に、次の文を記していた。 Continue reading →
廣松渉の“物象化”論を批判したころを振り返る 2024/09/21 by Ω No comments 石塚正英 今でも私はありありと覚えている。廣松渉著『物象化論の構図』(岩波書店、1983年)を発売後しばらくして読んでみて、これはやはりマルクスの示した物象化概念から決定的に離反し Continue reading →
路面電車の語ること – 田村伊知朗『ドイツ路面電車ルネサンス 思想史と交通政策』に触れつつ – (政治学講義番外編) 2024/07/28 by Ω No comments 高橋一行 田村伊知朗『ドイツ路面電車ルネサンス 思想史と交通政策』(論創社、2024年7月)を読む。題名の通り、ドイツの路面電車の復活を論じたものである。触発されることがあり、この Continue reading →
政治学講義第四回 嫉妬の充満、またはリベラリズムの衰退 2024/05/15 by Ω No comments 高橋一行 この10年くらいジジェクに拘っていて、しかし専らそれはヘーゲル論理学との関わりで関心があり、そういう論文を書いてきたのだけれども、今回は政治的な問題である。   Continue reading →
身体論補遺(4) ロボットの身体 2024/01/16 by Ω No comments 高橋一行 このシリーズの最終回である。今まで身体というテーマで書き散らしてきたのだが、それらをまとめて本に Continue reading →
政治学講義第三回 イスラム世界、またはライシテについて 2023/12/13 by Ω No comments 高橋一行 フランスの移民問題を考える際に、ライシテの基本を復習しておくことは重要である。これは単なる政教分 Continue reading →
身体論補遺(3) 間合い 2023/12/09 by Ω No comments 高橋一行 間合いという言葉を聞くと、私は武道、特に空手と居合の稽古を今でも続けているので、それらが念頭にあ Continue reading →
政治学講義第二回 カント平和論を読む 2023/10/21 by Ω No comments 高橋一行 カントの『永遠平和のために』(以下、『平和論』)を読む。 まずカントに Continue reading →
身体論補遺(2) 食 2023/09/06 by Ω No comments 高橋一行 サラ・ウォース『食の哲学』に触発されて、以下、思うところを書いていく。この本は、何度も新聞広告が出ている。結構売れているものなのかと思う。実際、内容は悪くない。 &nbs Continue reading →
政治学講義第一回 第三次世界大戦はもう始まっているのか 2023/08/15 by Ω No comments 高橋一行 E. トッドは2022年6月に発表された『第三次世界大戦はもう始まっている』という著作において、その表題通りのことを主張し、かつ長期的には日本はアメリカから離れるべきであ Continue reading →