トクヴィルとウェーバーのアメリカ観 -宗教とナショナリズム(3)- 2015/02/06 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (2)より続く 1831年、フランスの古い貴族の家系に生まれたトクヴィルは、アメリカを訪問し、そこでは、人々が際立って宗教的であり、しかし、それが、民主主義を促進していることに気付く。これは驚くべきことである Continue reading →
ハーバーマスとC. テイラーの宗教観 - 宗教とナショナリズム(2) – 2015/02/06 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (1)より続く 前回の議論で見たように、19世紀のアメリカにおいて、信仰の自由があると言っても、それは、プロテスタントの中での話であった。そこにカトリックとユダヤ教が認められる。そのふたつがどのようにして、ア Continue reading →
フランスとアメリカの宗教観 - 宗教とナショナリズム(1) – 2015/02/06 by 高橋一行 One comment 高橋一行 2015年1月7日のフランスの週刊新聞社の襲撃に始まる一連のテロ事件に対して、2001年の9.11との類似性を指摘する論者は多い。とりわけ、日本に伝えられる限りでは、言論の自由を守れというデモがフランス各地で Continue reading →
サルトルとフーテンの寅(最終講義) (下) 2015/02/01 by 永井 旦 2 comments 永井 旦 (中)より続く もう余り時間が無くなりましたのでいきなり結論に行きます。今の文化状況、政治状況がどうなっているのかというと、流浪の民というのは確かにいます。はっきり言うならば、難民 Continue reading →
サルトルとフーテンの寅(最終講義) (中) 2015/01/31 by 永井 旦 2 comments 永井 旦 (上)より続く それで、時間が大分押してきたので、話を「寅さん」の方に移そうと思います。(笑) 何故これが寅さんと結び付くのか? 寅さんというのはさすらいの人間です。決して定住しま Continue reading →
サルトルとフーテンの寅(最終講義) (上) 2015/01/29 by 永井 旦 One comment 永井 旦 どうも皆さん、お久しぶりです。最終講義と言いましても、皆さん方は学生という感じでもないし、かと言って、単なる市民講座の聴衆でもないし。(笑) 市民講座などですと、必ず「頷きおばさん」が居て、僕が Continue reading →
チェルシー・シーダー『新左翼の女子学生たち』(1・上) 2015/01/15 by KIT No comments 高橋一行 本稿は、Chelsea S. Schieder著、Coed Revolution : The Female Student in the Continue reading →
乱世を前にした私の歴史意識 ―戦後国体論を語る緒言として― 2014/12/04 by 西兼司 No comments 西兼司 一、第二次世界大戦は遠い過去 来年は戦後70年の年である。「改憲」を党是としている自民党はもちろん、野党も含めて現「日本国憲法」の賞味期限切れをはやす声は一層強くなるだろう。それに対 Continue reading →
安倍首相による「衆議院解散」の義と機と実 2014/11/21 by 西兼司 No comments ―戦後国体明徴に向けて― 平成26年11月21日 西兼司 一、義 安倍首相による11月21日の衆議院解散は、「義」に反している。 別に、つい一月前までは我が世の春を謳歌していて憲政史上最長 Continue reading →
「議論の難しさ」を肝に銘じて、出発しよう 2014/11/14 by 西兼司 No comments 平成26年11月12日 西兼司 一、我々は発足した 10月5日、我々は文芸結社「公共空間X」を設立する総会を開催した。その日から「公共空間X」は発足したのである。例会も実施され、議論も活発楽しく行われてい Continue reading →