「他者」とは何か。

  伊藤述史    去る4月11日の第10回「現代批評講座」(於:明治大学)において、高橋一行さんの新刊『他者の所有』(御茶の水書房 2014年)が取り上げられ、参加者の間で議論された。この書物は『所 Continue reading →

相馬氏への再批判 1

高橋一行   次の5点について書く。 ① ヘーゲルの初期、つまり、『大論理学』初版を書く前に、「否定の否定」は肯定であるという文言があり、『大論理学』初版の後では、これは、何か所も、この文言がある以上、これがヘ Continue reading →