いしいひさいちから学ぶ政治学(2)――官僚主義に対抗する政治家? 2019/07/04 by Ω No comments 田村伊知朗 いしいひさいち『いしいひさいち選集』第13巻、双葉社、1986年、126頁。 この漫画は、日本沈没という国難に際して、政治家が自分の選挙区のことしか考え Continue reading →
いしいひさいちから学ぶ政治学(1)――官僚制の存在形式 2019/06/21 by Ω No comments 田村伊知朗 はじめに いしいひさいちが、日本を代表する漫画家であり、第一級の知識人であることはほぼ Continue reading →
移動の時代3 -移民の哲学- 2019/06/14 by Ω No comments 高橋一行 柄谷利恵子『移動と生存』を読解することから始めよう。現代は移動の時代である。2016年の本の冒頭部分で彼女はそう書く。2015年のデータで、移動先で居住、就 Continue reading →
移動の時代2 - マルチチュード論 – 2019/06/03 by Ω No comments 高橋一行 前章で、東浩紀が観光客の哲学を、カントとヘーゲルを読解し、アーレントなど現代思想を取り挙げることで正当化して来たことを見た。その上で、今度は東は、A. ネグリとM. ハー Continue reading →
中島正論序説――いしいひさいち農村論を媒介にして 2019/05/27 by Ω No comments 田村伊知朗 はじめに いしいひさいちが、日本を代表する漫画家であり、第一級の知識人であることはほぼ Continue reading →
移動の時代1 – 東浩紀『観光客の哲学』論 – 2019/05/24 by Ω No comments 高橋一行 東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』を参照し、その批判をしつつ、拙論を述べる。3回程度連載の予定である。 この本は題名の通り、観光客 Continue reading →
「戦前回帰」を考える(十二)――近世中・後期「民衆」の自己意識と「差別意識」 2019/05/05 by Ω No comments 相馬千春 (十一)より続く。 十二、近世中・後期―近代初頭の「民衆」の「自己意識」とその「周縁」(続) 2. 近世中・後期「民衆」の自己意識と「差別意識」 &nbs Continue reading →
身体を巡る省察5 病理が教えること 2019/04/16 by Ω No comments 高橋一行 メルロ=ポンティの初期の大作『行動の構造』(1942年)と『知覚の現象学』(1945年)にシュナイダーという男の症例が出て来る。それもひとつのエピソードとして取り挙げられ Continue reading →
「戦前回帰」を考える(十一)――近世の「神国」思想と民衆の「ルサンチマン」 2019/04/06 by Ω One comment 相馬千春 (十)より続く。 十二、近世中・後期―近代初頭の「民衆」の「自己意識」とその「周縁」 連載の(八)から(十)では、日本近代成立期の「民衆運動」 Continue reading →
身体を巡る省察4 自閉症の「硬さ」について 2019/03/20 by Ω No comments 高橋一行 ここで自閉症という言葉を、アスペルガー症候群を含み、広い意味で使う。それは正確には自閉症スペクトラムと言うべきものを指している。一般的には知的障害を伴うことが多いのだが、 Continue reading →