戦後国権論として憲法を読む(第2回)本説 第一章 日本国憲法の制定形式 2015/08/01 by 西兼司 2 comments 西兼司 第1節 「公布文」と「前文」 誰でも直ちに気が付くことは、日本国憲法にはかなり長い「前文」がついていることである。こうした前文は大日本帝国憲法にはついていなかった。従って、当然のこと Continue reading →
戦後国権論として日本国憲法を読む(第1回) ―「敗戦憲法」の「体制的誤読」と「戦後国体の限界」― 2015/07/31 by 西兼司 One comment 西兼司 前説 憲法読解の問題意識と方法 (一)、私人として、主権者として憲法を読む 私は中学に上がると社会科の副読本の中に「教育勅語」を見つけて、それを暗証して一人悦に入って Continue reading →
ゲバルト-ローザ:日本における新左翼、ジェンダー、暴力 2015/07/09 by チェルシー・シーダー No comments チェルシー・シーダー 最初に日本の戦後学生運動について研究したいと思ったときに感じたのは、日本のいわゆる「新左翼」運動の始まりでも終わりでも女性の活動家が重要な役割を演じていたということであった。まずは19 Continue reading →
PEGIDAまたは、反イスラムのデモについて - 宗教とナショナリズム(5) – 2015/03/14 by 高橋一行 One comment 高橋一行 (4)より続く ペギーダ(Patriotische Europäer gegen die Islamisierung des Abendlandes 「西洋のイスラム化に反対する愛国主義的なヨーロッパ人」 : Continue reading →
ピレンヌとトッドのイスラム観 -宗教とナショナリズム(4)- 2015/02/19 by 高橋一行 One comment 高橋一行 (3)より続く H. ピレンヌ『ヨーロッパ世界の誕生』を読む。原著は、1935年、翻訳は、1960年に出ている(注1)。ヨーロッパにおいて、古代が終わり、中世が始まったのは、ゲルマン民族の大移動があり、それが Continue reading →
トクヴィルとウェーバーのアメリカ観 -宗教とナショナリズム(3)- 2015/02/06 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (2)より続く 1831年、フランスの古い貴族の家系に生まれたトクヴィルは、アメリカを訪問し、そこでは、人々が際立って宗教的であり、しかし、それが、民主主義を促進していることに気付く。これは驚くべきことである Continue reading →
ハーバーマスとC. テイラーの宗教観 - 宗教とナショナリズム(2) – 2015/02/06 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (1)より続く 前回の議論で見たように、19世紀のアメリカにおいて、信仰の自由があると言っても、それは、プロテスタントの中での話であった。そこにカトリックとユダヤ教が認められる。そのふたつがどのようにして、ア Continue reading →
フランスとアメリカの宗教観 - 宗教とナショナリズム(1) – 2015/02/06 by 高橋一行 One comment 高橋一行 2015年1月7日のフランスの週刊新聞社の襲撃に始まる一連のテロ事件に対して、2001年の9.11との類似性を指摘する論者は多い。とりわけ、日本に伝えられる限りでは、言論の自由を守れというデモがフランス各地で Continue reading →
チェルシー・シーダー『新左翼の女子学生たち』(1・上) 2015/01/15 by KIT No comments 高橋一行 本稿は、Chelsea S. Schieder著、Coed Revolution : The Female Student in the Continue reading →
信念の正当化――ローティ流プラグマティズムのすすめ 2014/06/01 by 屋根 登 No comments 屋根 登 本論は「信念の正当化」というテーマを軸に、リチャード・ローティという哲学者の思考に触れてみようとする試みである。ローティはその独自の思考・理論から、哲学だけでなく政治学、社会学などの領域に一石 Continue reading →