ウクライナとロシア 交錯する歴史と宗教 ① 2014/07/06 by 浅川修史 No comments 浅川修史 1 はじめに ウクライナ EU・NATOかロシアか ウクライナでEU・NATO加盟を視野に入れるウクライナ共和国政府と、ロシアとの関係を重視する親ロシア勢力が戦闘を続けている。ロシアはウクライナ Continue reading →
梶井基次郎素描 2014/06/20 by 齋藤恭一 No comments 齋藤恭一 「連れて携へてゐ」るか、あるいは「連れがなくとも金と健康を持つてゐる人」のための銀座に、尭(タカシ。梶井の分身)は「何をしに自分は来たのだ」とくり返す。「陶器のやうに白い皮膚を翳らせてゐる多 Continue reading →
弱きもの、汝の名は男なり 2014/06/17 by 浅川修史 No comments 浅川修史 「女は男から創られた」。旧約聖書「創世記」第2章では、創造主によって、最初の人間アダムのあばら骨の一部から女が創られる光景を記述する。「こういうわけで、男は父母から離れて女と結ばれ、二人は一体と Continue reading →
スンニ派過激派組織がイラク第二の都市モスルを制圧 2014/06/12 by 浅川修史 No comments イラクのシーア派主導政権は非常事態宣言へ 浅川修史 驚くべきニュースが飛び込んだ。2014年6月9日から10日の戦闘で、イラク共和国第2の都市モスル(人口145万人)が、わずか数百人の「イラ Continue reading →
信念の正当化――ローティ流プラグマティズムのすすめ 2014/06/01 by 屋根 登 No comments 屋根 登 本論は「信念の正当化」というテーマを軸に、リチャード・ローティという哲学者の思考に触れてみようとする試みである。ローティはその独自の思考・理論から、哲学だけでなく政治学、社会学などの領域に一石 Continue reading →
ヘーゲルを読む 3-2 欲望と他者の原理(バトラー論2) 2014/05/28 by KIT One comment 高橋一行 3-1より続く 欲望を持つ主体と、他者の根源性という結論を3-1で得ていた。そのことを、さらに検討して行く。 バトラーとラクラウとジジェクの3人の共著を読む1 。これは興味深い本である。三者が、それぞれの問題意 Continue reading →
ヘーゲルを読む 3-1 隷属化という原理(バトラー論1) 2014/05/27 by KIT 2 comments 高橋一行 2-3より続く バトラーは、自らの哲学を確立する際に、ヘーゲル『精神現象学』の精密な分析から始めている。1987年の、Subjects of Desireの第1章において、彼女は、『精神現象学』の、最初の「意識 Continue reading →
「芸術」とはどれくらい大切なものだろうか 2014/05/25 by 西兼司 No comments 西兼司 一、「あすへの話題」への感興 二、「利休、織部の切腹」と「為政者の想い」 三、「美」と「公序良俗」 四、なぜ、芸術家は嘘をつくのか 一、「あすへの話題」への感興 平成26年5月20日の日本経済新聞夕刊の第1面に乗 Continue reading →
私のマルセル・プルースト研究/『失われた時を求めて』における一人称についての私見(5) 2014/05/23 by 蒲地きよ子 No comments 蒲地きよ子 (4)より続く こうして、作家プルーストと、作品中の≪私≫との間の、像の重なり工合と、ずれ工合とを一応不充分ながら見てきたと思うので、わたくしははじめの疑問に戻って、どうして作家がその話者に名を与えなかった Continue reading →
部落文化・再生文化 連載④(最終回)(第四章 部落の伝統芸能/門付芸の主体と論理) 2014/05/23 by 川元祥一 No comments 循環型社会の基軸/地域社会の再生 川元祥一 作家/評論家 連載③より続く 第四章 部落の伝統芸能/門付芸の主体と論理 農民が稲の豊作を願って行う儀礼に「 田遊[たあそび]」がある。地方によって呼び方が違い、 Continue reading →