ヘーゲルを読む 2-2 知的所有論を展開する 2014/04/30 by KIT No comments (『精神現象学』読解2) 高橋一行 2-1より続く 前回は、「自己意識」の前半部分を見たが、今回は、その後半を見て行く。結論を先に書けば、そこでは、先に私が、第4の原理と呼んだものが展開されているのだが、そ Continue reading →
ヘーゲルを読む 2-1 相互承認論を批判する 2014/04/29 by KIT No comments (『精神現象学』読解1) 高橋一行 1より続く 『精神現象学』の意義は、しばしば相互承認論にあるとされる。これが何を意味するのか、かねてから良く分からないでいる。ヘーゲルは、以下に詳述するよ Continue reading →
ヘーゲルを読む 1 ネグリのコモン論を批判する 2014/04/25 by KIT No comments (前著『知的所有論』の紹介) 高橋一行 0より続く 1. コモン論 非物質労働とコモンという概念を出したのは、ネグリの功績である。 『マルチチュード』1では、まず、現代におい Continue reading →
なぜ「新しい公共空間」か 連載③ ―近代日本人の「考え方」を考える― 2014/04/21 by 相馬 千春 No comments 相馬千春 連載②より続く 五、近代日本人の「考え方」を考える――小倉紀蔵『朱子学化する日本近代』を踏まえて―― 1.「会読」の解体 前回(四)見たように、江戸期の会読(文芸的公共空間)からは Continue reading →
私のマルセル・プルースト研究/『失われた時を求めて』における一人称についての私見(2) 2014/04/21 by 蒲地きよ子 No comments 蒲地きよ子 (1)より続く わたくしの視線が一度正確に作中の一文に触れるとき、その文章は突如としてスポットライトを浴びた彫像のように、怪しく闇のなかに輝きはじめる。ゲルマント公爵夫人が『ベルマ』を観ている Continue reading →
部落文化・再生文化 連載 ② (第二章 地域社会の中の部落文化) 2014/04/21 by 川元祥一 No comments 循環型社会の基軸/地域社会の再生 川元祥一 作家/評論家 連載 ①より続く 第二章 地域社会の中の部落文化 ■農山漁村町・部落の並立と分業 部落の歴史のなかに見い Continue reading →
ヘーゲルを読む 0 目次と前書き 2014/04/21 by KIT No comments 高橋一行 シリーズ「ヘーゲルを読む」を連載したい。さし当たって、以下のものを、順に発表する。 0 目次と、前書き(今回) 1 ネグリのコモン論を批判する(前著『知的所有論』の紹介) 2-1 相互承認論を批判する(『精 Continue reading →
なぜ「新しい公共空間」か 連載② ―江戸の読書会とは何か― 2014/04/20 by 相馬 千春 No comments 相馬千春 連載①より続く 四、江戸の読書会とは何か 1. 「近代化」は「西欧化」を意味しない 前回、<「近代日本精神」のあり方を克服するためには、私たちは再び『江戸の読書会』を興す必要がある Continue reading →
部落文化・再生文化 循環型社会の基軸/地域社会の再生 連載 ① 2014/04/10 by 川元祥一 No comments 川元祥一 作家/評論家 石川一雄さん逮捕五〇年目[2013年―編集者](五月二三日)を迎え、当時の不当な捜査、不当な逮捕への抗議が全国各地でひろがり、東京高裁の再審開始と東京高検の全証拠開示が強く求められ Continue reading →
私のマルセル・プルースト研究/『失われた時を求めて』における一人称についての私見(1) 2014/04/08 by 蒲地きよ子 No comments 蒲地きよ子 1971年7月、ちょうどマルセル・プルーストが生れて百年経った夏休みを、わたくしは二月ばかり家に閉じこもって『失われた時を求めて』の第一篇、第二篇を読んだ。日中、数頁よんでは家事をしながら考え Continue reading →