老いの解釈学 第2回 ヘーゲルにおける病と老い 2024/12/10 by Ω No comments 高橋一行 老いと病を分けて考えたい。両者はもちろん重なる。老いとは、いくつもの病が発症して、それらが治癒されることなく、日々進行し、やがて死に至るものだと考えれば、老いとは病そのも Continue reading →
現代の“デモクラシー”は「一般意志」を代理しているのか?――この間の選挙結果を見て考える 2024/12/05 by Ω No comments 相馬千春 1. 九月からの諸選挙で政治状況は大きく変わったが・・・。 今年の9月以降、自民党総裁選、立憲民主党代表選、そして衆議院選がありましたが、この三つの選挙によって、日本の政 Continue reading →
パウロ・ルター・フォイエルバッハ―柴田隆行死去3年目によせて 2024/11/04 by Ω No comments 石塚正英 はじめに わが畏友の柴田隆行(1949-2021)は、勤務先の東洋大学で講座「社会文化思想史」を担当し、その講義概要(2000年度)に、次の文を記していた。 Continue reading →
量子力学という科学の非科学性―〔メソフィジカル・バース〕の提唱 2024/10/05 by Ω No comments 石塚正英 本格的な研究が開始し成果が認められてから100年あまり経過した研究分野、量子力学について話題にします。100年前のアインシュタインと同様、私は数年前からこの分野に強い Continue reading →
廣松渉の“物象化”論を批判したころを振り返る 2024/09/21 by Ω No comments 石塚正英 今でも私はありありと覚えている。廣松渉著『物象化論の構図』(岩波書店、1983年)を発売後しばらくして読んでみて、これはやはりマルクスの示した物象化概念から決定的に離反し Continue reading →
世界の財政理論は“格差打破”へと転換している 2024/08/19 by Ω No comments ――大企業・富裕層への課税強化・税の累進性回復が課題に―― 相馬千春 1. 日本の経済政策論議は「ガラパゴス」化しているのでは? この間の日本の財政政策の議論を見ていると、率直に言 Continue reading →
路面電車の語ること – 田村伊知朗『ドイツ路面電車ルネサンス 思想史と交通政策』に触れつつ – (政治学講義番外編) 2024/07/28 by Ω No comments 高橋一行 田村伊知朗『ドイツ路面電車ルネサンス 思想史と交通政策』(論創社、2024年7月)を読む。題名の通り、ドイツの路面電車の復活を論じたものである。触発されることがあり、この Continue reading →
財政政策の新たな可能性――サマーズ、ブランシャール、イエレンの提起――を考える(2) 2024/07/27 by Ω No comments 相馬千春 三、ジャネット・イエレンが提起していること はじめに 「財政政策の新たな可能性――サマーズ、ブランシャール、イエレンの提起――を考える」という標題で拙文を書 Continue reading →
財政政策の新たな可能性ーーサマーズ、ブランシャール、イエレンの提起ーーを考える(1) 2024/06/27 by Ω No comments 相馬千春 いまの物価高に対する政策としては各種世論調査では消費税減税が第一位を占めているようで、私もこのサイトで既に二回消費税減税を求める拙文を書いています。しかし消費税減税には反 Continue reading →
政治学講義第四回 嫉妬の充満、またはリベラリズムの衰退 2024/05/15 by Ω No comments 高橋一行 この10年くらいジジェクに拘っていて、しかし専らそれはヘーゲル論理学との関わりで関心があり、そういう論文を書いてきたのだけれども、今回は政治的な問題である。   Continue reading →