癒しの自画像

森忠明      この原稿を書こうとしていると、小学校時代の恩師であるK先生から暑中見舞の返事が届きました。    「暑い日が続きます。夏になると一番季節を感じます。自分 Continue reading →

絶頂でやめたがる

森忠明      ポプラ社からファンレターが転送されてきた。葉書にボールペン字である。拙著『小さな蘭に――パパの大切なひとたちのこと――』への感想。差出人は和歌山県のMさんという、たぶん中学 Continue reading →

てめぇごしらえ考

森忠明      旧臘、古恋人を立川駅改札で見送り、彼女の姿がエスカレーターに消えると同時に私の腹に差し込みがきた。一刻を争う便意である。北口と南口のトイレは遠い。最短距離にある構内のを借り Continue reading →