現代の“デモクラシー”は「一般意志」を代理しているのか?――この間の選挙結果を見て考える 2024/12/05 by Ω No comments 相馬千春 1. 九月からの諸選挙で政治状況は大きく変わったが・・・。 今年の9月以降、自民党総裁選、立憲民主党代表選、そして衆議院選がありましたが、この三つの選挙によって、日本の政 Continue reading →
世界の財政理論は“格差打破”へと転換している 2024/08/19 by Ω No comments ――大企業・富裕層への課税強化・税の累進性回復が課題に―― 相馬千春 1. 日本の経済政策論議は「ガラパゴス」化しているのでは? この間の日本の財政政策の議論を見ていると、率直に言 Continue reading →
財政政策の新たな可能性――サマーズ、ブランシャール、イエレンの提起――を考える(2) 2024/07/27 by Ω No comments 相馬千春 三、ジャネット・イエレンが提起していること はじめに 「財政政策の新たな可能性――サマーズ、ブランシャール、イエレンの提起――を考える」という標題で拙文を書 Continue reading →
財政政策の新たな可能性ーーサマーズ、ブランシャール、イエレンの提起ーーを考える(1) 2024/06/27 by Ω No comments 相馬千春 いまの物価高に対する政策としては各種世論調査では消費税減税が第一位を占めているようで、私もこのサイトで既に二回消費税減税を求める拙文を書いています。しかし消費税減税には反 Continue reading →
24年春闘後も実質賃金の下落は続きそうだーー政治はどう対応すべきか。 2024/04/28 by Ω No comments 相馬千春 一、24春闘で高い賃上げが実現したのか? 日本労働組合総連合会(連合)の発表 (1)によると、今年の春闘の賃上げは、組合員数300人以上の組合では平均5.24%(定昇込み Continue reading →
「気候変動1.5℃目標」が死んだいま、「気候科学は何を語り、何を語っていないのか?」(S. E. クーニン) 2024/03/28 by Ω No comments 相馬千春 1.「気候変動1.5℃目標の死」から何を考える必要があるのか。 ちかごろ「気候変動の1.5℃目標は死んだ」という指摘を眼にすることが多くなりました。 &nb Continue reading →
実質賃金低下と消費増税に挟撃されて将来を失いつつある日本で、消費減税は有効な対策だ 2024/02/27 by Ω No comments 相馬千春 1. はじめに 今回書くことは、私が、消費税減税の問題について、地域での市民・野党の皆さんとの対話の中で発言してきたことを元にしています。それで、この文では「消費税減税 Continue reading →
私の最近の体験から「日本の民主主義の決定的な未成熟」(辛淑玉)について考えてみる 2023/11/27 by Ω No comments 相馬千春 一、「戦後民主主義」の「正の記号への奇妙な転倒」(酒井隆史) 私は地域でささやかな政治的市民運動に関わっているのですが、その運動のなかで直面する事態の中には、“日本の Continue reading →
中東での無差別殺戮は「第三次世界大戦」の始まりを告げているのか? 2023/10/26 by Ω No comments 相馬千春 中東で無差別殺戮が始まった 高橋一行さんがこのサイトで公開されている「政治学講義第一回(1)」(2023年08月15日)は、E. トッドの著作『第三次世界大戦はもう始まっている』を検証 Continue reading →
私が政党を批判する尺度とは?――立憲民主党を例にして 2023/06/15 by Ω No comments 相馬千春 一、はじめに このところ日本のリベラル・左派は退潮が著しく、立憲民主党は政党支持率で維新に抜かれ、共産党も4月の統一地方選挙で議員数をずいぶんと減らしてしまいました。リベラル・左派の退 Continue reading →