ゾルゲ事件の端緒をめぐる諸問題 2014/11/12 by 渡部富哉 No comments 渡部富哉 満州日日新聞(昭和十二年一月二十一日号) この資料の発掘によって、川合貞吉の著述した「満州国際諜報団事件」が、全くの虚構であることが分かった。(「翻訳集」第40号論文参照) 「事件発 Continue reading →
PEOPLE”S CLIMATE MARCH NYC/ 21st September, 2014 2014/09/28 by Sanae Maeda Buck No comments Sanae Maeda Buck www.youtube.com/watch?v=UDveAgNHNZc 9/21、国連での(異常)気象に伴う地球環境の変化の国際会議に併せて、市民や団体がデモをした時の様子 Continue reading →
我々にとっての「柔弱」の意味 2014/09/21 by 西兼司 No comments 西兼司 一、『老子』のイメージ 今、手元に、講談社学術文庫(平成9年)・金谷治(1988年)訳註『老子』と岩波文庫(2008年)・蜂屋邦夫訳注『老子』の二冊がある。金谷版も凡例で、「底本は王弼(おうひつ) Continue reading →
他者の所有 -ヘーゲルの余白に- (3) 他者が所有する 2014/09/18 by 高橋一行 One comment 高橋一行 (2)より続く 第3節は、新宮一成の『ラカンの精神分析』を主として分析する。その前に、すでに、私たちは、彼の、「所有の病理」という短い論文を取り挙げている。もう一度、それを見る。本稿そのものが、所有の病理に始 Continue reading →
他者の所有 -ヘーゲルの余白に- (2) 他者を所有する 2014/09/18 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (1)より続く 精神科医の津田均は、鬱親和者についての、その短いエッセイの中で、デリダのレヴィナス批判に言及している。つまり鬱親和者の理解に、このデリダの難解な論文を読解することが、役立つのではないかというこ Continue reading →
他者の所有 -ヘーゲルの余白に- (1) 鬱と所有論 2014/09/18 by 高橋一行 One comment 高橋一行 補遺-3より続く 「ヘーゲルを読む」で展開した内容を、今度は、ヘーゲルを離れて論じてみたい。そのことで、このテーマを、今までとは別の観点から深めることができると思う。 また、中にはすでに「公共空間X」に「想い Continue reading →
スピノザの非在 2014/09/08 by 高橋一行 No comments 高橋一行 過日、友人を訪ねて、オランダのデン・ハーグに赴いた。この街には、スピノザの銅像があり、それを見ることもまた、目的のひとつだった。 スピノザは、その生涯の痕跡がみっつ残されており、ひとつは、アム Continue reading →
言語という他者 2014/09/08 by 高橋一行 No comments 高橋一行 英語帝国主義という言葉を、私はしばしば使い、自分自身の英語の苦手なことから来る、劣等感と英語への憎しみをそこに込めて来たが、今、それは考え直す時期に来ていると考えている。英語ができないのなら、アメ Continue reading →
ヘーゲルを読む 補遺-3 ヘーゲル入門 2014/09/07 by KIT One comment 高橋一行 補遺-2より続く ヘーゲルが、今よりは少しだけ、読まれていた時代がある。私よりも年上の世代が、若い頃である。当時、マルクス主義は全盛で、マルクスを理解するためには、ヘーゲル読解が必要だということで、多くの人が Continue reading →
ヘーゲルを読む 補遺-2 「否定の否定」について(2) 2014/09/06 by KIT 2 comments 高橋一行 補遺-1より続く 「論理学」を読む。『大論理学』初版も使う。 「存在論」では、定在から、あるものと否定性、他在、対他存在までを追い、さらにその後の、悪無限と無限のところが読解のポイントとなる。 また、本質論や概 Continue reading →