進化をシステム論から考える(5) 中立説とその後 2015/09/12 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (4)より続く 5.中立説とその後 先の章で説明した偽遺伝子の研究で、中立説を確立させることに貢献した宮田隆は、『分子からみた生物進化』(2014)の中で、次のように言っている(注1)。 自然淘汰に有利でも Continue reading →
進化をシステム論から考える(4) 中立説について 2015/09/10 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (3)より続く 4.中立説について ここから本論である。 木村資生の中立説は、以下のように、簡潔にまとめられる。分子レベルでの進化的変化、すなわち、遺伝物質それ自身の変化を引き起こす主な要因は、正のダーウィ Continue reading →
進化をシステム論から考える(3) 自然淘汰という概念 2015/09/09 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (2)より続く 3. 自然淘汰という概念 前回引用した、垂水雄二は、ドーキンスとグールドの論争を主題として書いた本、『進化論の何が問題か -ドーキンスとグールドの論争-』の中で、以 Continue reading →
T氏の演武=空手(KARATE) 2015/09/06 by 若生のり子(NORIKO WAKO) No comments 若生のり子(NORIKO WAKO) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Continue reading →
進化をシステム論から考える (2) ラウプとグールド 2015/09/05 by 高橋一行 3 comments 高橋一行 (1)より続く 2.ラウプとグールド 吉川浩満は、ラウプを最初に取り挙げ、次いで、グールドとドーキンスの論争を使って、自説を展開して行く。本稿でも、まず、ラウプとグールドの考えを紹介しておく。そのことで、ダー Continue reading →
この頃のこと、雑感。――綿井健陽氏、SEALDs、そしてママたち―― 2015/08/29 by 上之園幸子 No comments 上之園幸子/相馬千春 皆様 「ノー・ウォー横浜展」、若生さんの作品も展示されていたのですね。教えていただけていたら、16日は鎌倉まで行ってたので、行けたかも。残念!でもこの記事から伝わってきます。 25日中野ゼロで、DA Continue reading →
回顧 ノー・ウォー横浜展――危機の前に、緊迫感が 2015/08/27 by 宮田徹也 No comments 宮田徹也 今年も「ノー・ウォー横浜展」が開かれました(神奈川県民ホールギャラリー全室/8月11日~16日)。国内93人による約170点と国外31点、計200点余りの作品が出品されました。 ノー・ウォー横浜展は、2003年 Continue reading →
ヘーゲル自然哲学の面白さ (1) 2015/08/22 by 高橋一行 No comments 高橋一行 ヘーゲルの自然哲学を、『自然哲学』と「論理学」に即して、読解して行く。 ヘーゲル『自然哲学』において、自然が時間的に発展するという考え方は、明確に拒否されている(注1)。しかし、ヘーゲルは、「自然は様々な段階 Continue reading →
「所有という制度」アガンベンを読む(3) -『他者の所有』補遺(3) 2015/08/22 by 高橋一行 One comment 高橋一行 (2)より続く もうしばらく、アガンベンのテキストに即して論じる必要がある。とりわけ、彼のヘーゲル観を見て行きたいと思うのだが、しかしそれは、(4)に回して、今回は、(1)と(2)の内容をもう一 Continue reading →
戦後国権論として憲法を読む(第6回)本説 第四章 補論・「天皇」と「戦争の放棄」の意味と限界 2015/08/22 by 西兼司 One comment 西兼司 占領軍は日本国憲法の第一章と第二章をワンセットで考えていた。2月3日のマッカーサー三原則のうちの①と②が第一章と第二章に対応することを思い出してほしい。この二つの章がこの憲法の眼目である。だから、 Continue reading →