戦後国権論として憲法を読む(第2回)本説 第一章 日本国憲法の制定形式 2015/08/01 by 西兼司 2 comments 西兼司 第1節 「公布文」と「前文」 誰でも直ちに気が付くことは、日本国憲法にはかなり長い「前文」がついていることである。こうした前文は大日本帝国憲法にはついていなかった。従って、当然のこと Continue reading →
戦後国権論として日本国憲法を読む(第1回) ―「敗戦憲法」の「体制的誤読」と「戦後国体の限界」― 2015/07/31 by 西兼司 One comment 西兼司 前説 憲法読解の問題意識と方法 (一)、私人として、主権者として憲法を読む 私は中学に上がると社会科の副読本の中に「教育勅語」を見つけて、それを暗証して一人悦に入って Continue reading →
チェルシー・シーダー「ゲバルト-ローザ:日本における新左翼、ジェンダー、暴力」に寄せて 2015/07/30 by 草丘 望 No comments 草丘 望 1、60年代、70年代に学生運動が論じられていますが、そのこと一般についての補足です。「ジェンダー」を主題にされようとしていますが、日本の学生運動は「70年安保沖縄闘争」が終わるまでは、72年まで Continue reading →
7月17日、国会前では…… 2015/07/18 by 雪 No comments 雪(ペンネーム) 経産省前の脱原発テントの前を通り、財務省の前の道から官邸前までの道を歩いていくと、装甲車が連なって多数並んでいる。 警備のためと書かれているが、普段の金曜官邸前抗議の時にはここまで車が並ん Continue reading →
戦争法案廃案求める国会前行動に参加した 2015/07/17 by ちびまる子 No comments ちびまる子(ペンネーム) 14、15日、16日すごい人でしたね。15日はあまりの人の多さ(主催者発表の参加者数は最初の2.5万人から、6万人、10万人へと増えた―東京新聞16日朝刊一面による)に、合流したい Continue reading →
反知性的な政治にどう対抗するのか?――国会前で考える 2015/07/17 by 相馬千春 No comments 相馬千春 7月15日の夜、私も国会前に行ってきました。例の「戦争法案」を止めるために。 日本人は、永年「政治は政治家にお任せ」という人が多かったから、「国会前まで行かなくちゃ」なんていうのは、極少数だったと思いますが、こ Continue reading →
生き物語ー自然は尋常ではない!7話 2015/07/15 by 若生のり子(NORIKO WAKO) No comments 若生のり子(NORIKO WAKO) それぞれの営みに意味のある形態 千差万別、多種多様の妙味 顔、手足、羽、皮膚、色、所作 バランスの絶妙、 彼らに比べて、人間の形は、どうでしょう??? 彼らから見れば、とてつもなく Continue reading →
ゲバルト-ローザ:日本における新左翼、ジェンダー、暴力 2015/07/09 by チェルシー・シーダー No comments チェルシー・シーダー 最初に日本の戦後学生運動について研究したいと思ったときに感じたのは、日本のいわゆる「新左翼」運動の始まりでも終わりでも女性の活動家が重要な役割を演じていたということであった。まずは19 Continue reading →
空谷跫音録(ともきたる)第一回 元少年A・著『絶歌』――<一字の師>の感想 2015/06/27 by 森 忠明 No comments 森忠明 2003年10月刊行『「酒鬼薔薇聖斗」への手紙』(宝島社)に寄せた拙文はこうだった。 〈一字の師〉より 憶えておられますか。 ’01年1月17日、初めて君に会い、同月3 Continue reading →
「所有しないということ」アガンベンを読む (2) -『他者の所有』補遺 (2) – 2015/06/20 by 高橋一行 One comment 高橋一行 (1)より続く まず、もう一度、例外状態を列挙することから始めたい。不安定なワイマール期を念頭にして、また、すぐその後に訪れるナチス時代を予期した、シュミットの概念装置を使い、アガンベンは、それを Continue reading →