「所有しないということ」アガンベンを読む (2) -『他者の所有』補遺 (2) – 2015/06/20 by 高橋一行 One comment 高橋一行 (1)より続く まず、もう一度、例外状態を列挙することから始めたい。不安定なワイマール期を念頭にして、また、すぐその後に訪れるナチス時代を予期した、シュミットの概念装置を使い、アガンベンは、それを Continue reading →
ヘーゲルを読む 6-2 マルクスを読むヘーゲル(ジジェク論2) 2014/09/06 by KIT 2 comments 高橋一行 6-1より続く 前節の結論として、ジジェクにおいて、ヘーゲルが言うところの「否定の否定」は無限判断である、ないしは、無限判断的な強引な結合こそ、真の統一であるという結論から、本節では、次のことを論じることになる Continue reading →
ヘーゲルを読む 6-1 ラカンを弄ぶヘーゲル(ジジェク論1) 2014/09/06 by KIT 2 comments 高橋一行 5-3より続く 結論から書けば、ジジェクの功績は、ヘーゲルの「否定の否定」という論理を、無限判断論として解釈したことである。 「否定の否定」は、ヘーゲル「論理学」の第一部存在論で扱われる概念であ Continue reading →