ヘーゲルを読む2-3 無限判断論を再述する 2014/05/03 by KIT No comments (『精神現象学』読解3) 高橋一行 2-2より続く 『精神現象学』の章立ては、ヘーゲル自身が途中で方針変更をしているために、錯綜としているが、ごく単純化すれば、まず、I「感覚的確信」、II「知覚」、III「 Continue reading →
ヘーゲルを読む 2-2 知的所有論を展開する 2014/04/30 by KIT No comments (『精神現象学』読解2) 高橋一行 2-1より続く 前回は、「自己意識」の前半部分を見たが、今回は、その後半を見て行く。結論を先に書けば、そこでは、先に私が、第4の原理と呼んだものが展開されているのだが、そ Continue reading →
ヘーゲルを読む 2-1 相互承認論を批判する 2014/04/29 by KIT No comments (『精神現象学』読解1) 高橋一行 1より続く 『精神現象学』の意義は、しばしば相互承認論にあるとされる。これが何を意味するのか、かねてから良く分からないでいる。ヘーゲルは、以下に詳述するよ Continue reading →
ヘーゲルを読む 1 ネグリのコモン論を批判する 2014/04/25 by KIT No comments (前著『知的所有論』の紹介) 高橋一行 0より続く 1. コモン論 非物質労働とコモンという概念を出したのは、ネグリの功績である。 『マルチチュード』1では、まず、現代におい Continue reading →
他者の病 2014/04/21 by 高橋 一行 No comments 高橋一行 身内が鬱になり、看病をしている内に、私自身、鬱を発症したのではないかと思うようになる。私は、親子や兄弟、または夫婦や恋人同士で鬱という組み合わせをいくつも知っている。鬱はうつる。あるいは、人は他 Continue reading →
ヘーゲルを読む 0 目次と前書き 2014/04/21 by KIT No comments 高橋一行 シリーズ「ヘーゲルを読む」を連載したい。さし当たって、以下のものを、順に発表する。 0 目次と、前書き(今回) 1 ネグリのコモン論を批判する(前著『知的所有論』の紹介) 2-1 相互承認論を批判する(『精 Continue reading →