進化をシステム論から考える(4) 中立説について 2015/09/10 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (3)より続く 4.中立説について ここから本論である。 木村資生の中立説は、以下のように、簡潔にまとめられる。分子レベルでの進化的変化、すなわち、遺伝物質それ自身の変化を引き起こす主な要因は、正のダーウィ Continue reading →
進化をシステム論から考える(3) 自然淘汰という概念 2015/09/09 by 高橋一行 2 comments 高橋一行 (2)より続く 3. 自然淘汰という概念 前回引用した、垂水雄二は、ドーキンスとグールドの論争を主題として書いた本、『進化論の何が問題か -ドーキンスとグールドの論争-』の中で、以 Continue reading →
進化をシステム論から考える (2) ラウプとグールド 2015/09/05 by 高橋一行 3 comments 高橋一行 (1)より続く 2.ラウプとグールド 吉川浩満は、ラウプを最初に取り挙げ、次いで、グールドとドーキンスの論争を使って、自説を展開して行く。本稿でも、まず、ラウプとグールドの考えを紹介しておく。そのことで、ダー Continue reading →
進化をシステム論から考える (1) 序と真木悠介 2015/08/20 by 高橋一行 No comments 高橋一行 序 文系の著者による進化論の本を、2冊挙げておく。真木悠介『自我の起源 -愛とエゴイズムの動物社会学-』(1993)と、吉川浩満『理不尽な進化 -遺伝子と運のあいだ-』(2014)である。文系、理系という言い Continue reading →