若生のり子(NORIKO WAKO)
砧公園の木木たち
整枝を殆どされずに手の届く地面近くまで自由奔放に枝を伸ばしている『姿』が見どころです
葉を落とす冬場は生のアブストラクト
超絶な太細ラインの戯れ
自ずからの木の姿が現れます
力強く、清々しく
天然のコンポジションを楽しませてくれます
昭和15年、紀元2600年記念事業により都市計画決定された大緑地が前身である砧公園
戦時中は防空緑地、戦後は都営のゴルフ場として開放されていました
昭和32年4月1日に開園しました
その自然の地形を活かした起伏をそのまま残し
園中央には多摩川の支流ミニ渓谷のような谷戸川に小さな吊橋が掛かり
小規模ながらの溜池で水鳥のバードサンクチュアリもあり、その辺りの傾斜地に素朴なお花畑が優しく植えられています
都会の公園にありがちなお仕着せの造園や花壇などを造らず
ありのままの樹木や芝生広場を残しているのが特徴です
…..
致し方ないのですが
環状八号線や東名高速道路が、すぐ横2方行を走っているのが難です
興ざめ
わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x13047,2025.04.25)