7月17日、国会前では……

雪(ペンネーム)

 
経産省前の脱原発テントの前を通り、財務省の前の道から官邸前までの道を歩いていくと、装甲車が連なって多数並んでいる。
警備のためと書かれているが、普段の金曜官邸前抗議の時にはここまで車が並んでいるところは見たことがない。
首都高速都心環状線の霞が関の信号付近に警官が多数、待機して、信号を渡る前に、どこに行くかを尋ねられる。
官邸前に行くが人数は少いので、国会正面前に移動。
開始30分前だったが、ステージの周りにはすでに多数の人が集まっており、ステージはほぼ見えない状態だった。
国会正面前の片方の交差点の前には「下水道工事」という名目で、巨大なクレーン車が配置され、道をふさいでいたが、交通規制のためではないのか?
18時30分から主催者側の女性の挨拶があり、別の女性のシュプレヒコールで抗議が始まる。「強行採決、断固反対!」という掛け声が主だった。
普段の金曜官邸前抗議では見ないような層が多数集まっていた(学生、若者、サラリーマンなど)。
野党議員も何人か駆けつけており、スピーチを行う(民主党、社民党、共産党)。なかには直接に安倍首相に質問した議員もいた。
ある弁護士が憲法違反を訴えた。93歳の方で、学生時代に学徒動員され、仲間の半分は戦地で亡くなったという。そんな経験からも、今も憲法の重要性を訴えているのだという。
スピーチしている人が重要なことを言っている間も、警察がマイクで通行整備を声高に訴える。警察は、国民の公僕のはずなのに、そして国民が民主的に抗議しているだけなのに……。抗議に参加している人々には、「警察、静かにしろ!邪魔をするな!」と苛立ちの声も。
19時30分、抗議が一旦終了し、警察側は交差点を一切渡らせないため、帰宅者はなかなか前に進めない状況に。参加者は苛立ちを示すも、主催者側は警察とのトラブルを避けるため、穏やかに通行指示を与えていた。
19時45分頃から、主催者が学生団体に変わり、シュプレヒコールが再開され、「国民なめんな!」「安倍はやめろ!」と訴える。先にシュプレヒコールを行っていた女性より声に力がこもった訴えだった。ここでも、野党議員がスピーチを行う。
主催者側の発表では、2万人以上が集まったとのことであった。
 
(ゆき「公共空間X」同人)
(pubspace-x2142,2015.07.18)