若生のり子(NORIKO WAKO)
今年も立ち寄ってくれました
真夜中の零時半過ぎ、PCに向かって居た時
目の前の壁から何やらサラサラの響きが、、、
カレンダーと壁の間にナニモノかの気配を感じました
すると
エエエ~ マサカのマサカ
今どきの言葉使いがピッタリ
『マジ!』
<大ゲジゲジ>が現れました
この子も一本の脚が欠損しています
生きていくのに難儀なことがあるのでしょう
危険に遭遇すると脚を自切して、難を逃れるそうです
切り離された脚は暫くの間、トカゲの尻尾と同様で動いていますので
敵がそれに気を取られている間に逃げるという目晦ましの防衛本能です
亡くなった脚は次の脱皮の時に再生します
手が届く目の前の壁を自由奔放に散策していました
わたくしを信頼してくれていると思うと、カワイ~イ~
親しみがわくのは何故かと思っていましたところ
化石記録、約4億1,800万年前の古生代シルル紀までさかのぼる分類群とあり
ロマンの香りがするのは『古生代』からの生き物だからでしょうか
(ちなみに彼らは益虫です、理屈抜きで見た目で不快と感じる方には、忌み嫌われるのは致し方ないのですが、残念)
翌朝小さなシンクにいましたので
傷つけないように柔らかい布に包んで、庭に放ちました
今年で3年連続来訪してくれていますので、きっと庭の片隅で生息しているのでしょう
とても嬉しく思います
でもどの年も6月の梅雨時に、しかも家の中で年に一回限りの出会いなのです
七夕伝説の織姫と彦星のようです
猫の額も無い程の庭なのに、屋外で出会うことが全くないのは不思議です
長生きで多産なのに
和 名:ゲジ
学 名:Scutigeromorpha
分 類:節足動物門、唇脚網、ゲジ目、ゲジ科、ゲジ属
日本にはゲジとオオゲジの2種類いる
脚は15対、脱皮を繰り返して2年程で成虫になる
寿命は約5~6年(虫にしては長生きですね)
雌は数ヶ月にわたって断続的に数十から100個以上の卵を産み1個ずつ土中に挿入する
育児習性をもたず、幼体は孵化から既に単独生活をする
わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x,10205.07.29)