生き物語―自然は尋常ではない!<幸せ効果絶大ジューンベリー>121話

 

若生のり子(NORIKO WAKO)

 

4月中旬満開を謳歌しているジューンベリー

梅や桜の後の三番手、どちらかと云えば花そのものは控えめで清楚

小ぶりな白い花なのですが、びっしりと小枝に房状で咲きます

大御所たちに対抗するには花が小さすぎる故、戦略的に房になったかもしれません W

花が咲くと同時に葉が出て、気付かぬうちにホロホロあっという間に散り始めます

 

 『もう散り始めるの!』

 

 

我が家のシンボルツリーです

 

 

 

ヒラヒラした融通無碍なハナビラがとてもイイ感じ

 

 

 

実が赤く色づきました

鳥さん達に食べられてしまわないうちに収穫しなければ

 

 

あちらこちらから微笑みかけられ

ルンルン気分

 

 

しばし

おとぎ話の世界にいざなわれ

妖精になってそれぞれの実にお返しのキスをしました

 

 

現実に戻って

花に比して実も小さく1cm程でサクランボの半分くらいの大きさです

そのまま食べてもとても甘くて(実の割にしては少々種が大きいのが玉にキズ)

脚立に上って家族総出で実をもぎ始めたところ

通りかかったご近所の方方や子供さんたちが総勢10名

こぞってワイワイガヤガヤ楽しい収穫祭のようになりました

<花言葉>の象徴しているような雰囲気に包まれました(下記参照)

………….

早々に、皮も種も取らずジャムにしました(面倒なので手抜き)

それでも、楽しさの余韻が残っていて孫は大満足

娘の提案で、ポークの塩胡椒炒めと甘酸っぱいジャムをクロワッサンでサンドイッチにしました

思いのほか相性が良くボリュームもあって美味しくいただきました

 

 

写真の5杯収穫がありました

ご近所や老老介護で疲弊なさっている方達にもお配りして、たいへん喜ばれました

…..

赤いマンマルな実

幸せ効果絶大

 

 

家の影を背景にしますと可愛いボンボリ(雪洞)のような塊がはっきり見えます

今年は大豊潤でした

取りやすい下の方は収穫できましたが、残り半分の上(7m)は鳥さん達にお裾分けしました

甘い実ですからとても人気

チュンチュクチュンチュク、ガサガサガサ

何羽かが群がって2日も経たない内に食べ尽くしました

 次の日彼らを撮影するつもりでしたのに

 

学 名      Amelanchier
英 名   Ranunculus
科属名      バラ科・ザイフリボク属
原産地      北アメリカ
分 類   落葉中高木
別 名  カラントツリー、カナディアン、サービスベリー, アメリカザイフリボク
開花期  4月
花言葉  穏やかな笑顔、穏やかな表情

 

嬉しい耳寄りな話(ご近所の収穫を共にした栄養士さんの言)
ジューンベリーは抗酸化作用と豊富な栄養素で老化を防ぎ骨を丈夫にする。
抗酸化作用を持つポリフェノールの一種であるアントシアニン、
お腹の調子を整える食物繊維、
ビタミン、ミネラルの栄養素、
特に、マンガンやカルシウム、ビタミンB6などが豊富。

 

わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x13350,2025.06.13)