生き物語ー自然は尋常ではない！＜トロピカルなクロトン＞120話

若生のり子（NORIKO WAKO）

目に痛いくらい新鮮な５月の陽光

熱帯育ちだけあって厳しい透明な光に、負けじと艷やかな色で照り返し応戦

脂を塗ったようなグリーン・オレンジがかったイエロー・小憎いエッジのレッド

まばゆいばかり

まるでクロトン自身が発行体であるかのよう

強い陽射し故影が濃く

闇から浮かび上がる赤いオレンジの魔性

曲者オレンジの独壇場

遺憾なく光り輝くグリーンの存在が発揮され

オレンジが添え物のとして引き立て役を担っています

どす黒く赤みがかったオレンジ

それとも

薄ボケた鈍いグリーン

どちらが

陰・陽

学　名： Codiaeum variegatum cv.
分　類：トウダイグサ科コディアエウム属
和　名：変葉木(へんようぼく)クロトン
英　名：Croton
原産地：西太平洋諸島～パプア・ニューギニア

クロトンは突然変異を繰り返し、たった１種類から１０００種類以上の園芸用品種が生まれました。
健康運・家庭運・金運を上げるうれしい風水効果があるそうです。

わこうのりこ（Artist）
(pubspace-x13277,2025.05.30)

余談
１９７２年５月１５日の沖縄返還前後の数日間撮影のため現地入りしました。
その折に、＜クロトン＞を初めて見ました。普通に街路樹や庭木として植えられていました。
ちなみに沖縄の県花は『デイゴ』です。

５３年前に撮影した写真もネガも、残念ながら直ちには見つかリませんでした。が、
ファイルからボツになった古びた普通紙のプリント４枚を見つけましたので、
貴重な証拠として、とりあえず貼り付けます。
（セレクトされた写真の束はどこかにしまってあるはずですが、思っていたところにはありませんでした、涙）

デイゴ

基地の弾薬庫のそばに無造作に置かれている無数の弾薬箱（今ではあり得ない光景）

LVTP-5装甲兵員輸送車（水陸両用）、またはその派生型？

M114装甲偵察車 ?