生き物語-自然は尋常でない!シロナメツムタケ=白いキノコ70話 

若生のり子NORIKO WAKO)

 

木洩れ日のもと
人知れずひっそりと自生していました
中秋の忍野でひとり山歩きをしていた夕暮でした
薄暗く密生している樹木のあわい
キーンと斜めに差し込む残照
白いキノコは精一杯喜びを表し

光の妖精達もこぞって戯れていました

<Another world>にいざなわれました

いつしか涙が頬を伝っていました
(悲しくて涙がこぼれた訳ではありません、説明できません)

 

カサは直径が約6cm位で厚みがあり、表面には強いヌメリがあります
幼菌時は饅頭型、成長と共にカサが開き、やがて平らになって、最後はやや反り返ります
ヒダは柄に直生~湾生し、色は幼菌時は白色ですが、徐々に薄い白褐色に変色していきます

 

 

 

 

 

 

 

笑っているように見えます

 

 

 

 

わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x9505,2023.02.03)