『ヤマトタマムシ』 生き物語- 自然は尋常ではない!44話 

若生のり子(NORIKO WAKO)

グリーン・パープル・ブラウン

メタリックな輝き、

光の神技により怪しくにじむ色へんげ

天敵を幻惑させる巧みな術

最も美しい昆虫として古代より人々を魅了し続けて已まない

まさにタイトル通り

自然の尋常ではない仕業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約二年間、四十年住み慣れた家の建て替え故にこの地を留守にし

庭が無くなり少しの前栽だけとなってしまった敷地

毎年慣れ親しんだ小さな生き物たちはもう訪ねてくれないかも と

ですが

さにあらず さにあらず

忘れずに三年ぶりの巡り合い

カナブン

コガネムシ

カマキリ

ウマオイ

アブラセミ・クマゼミ

カブト虫

アゲハ・モンシロチョウ・キイチョウ・シジミチョウ

シマトカゲ

ヤモリ

ミミズ

オオゲジゲジ

(真夜中ベットの上を長い脚で足早に這っていました。ギョッ。いくら虫好きのわたくしでもこの情況では寝むれません)

ダンゴムシ

フンコロガシ

カメムシ

アゲハのイモムシ

シャクトリ虫

ゴキブリ

(この方とは永遠のお別れをしたかったのですが、そうもいかないようです)

その他名も知らない虫たち

そして

このタマムシ

(タマムシには縁起の良い言い伝えがあり、持っていると「女性は恋が叶う」「着物が増える、虫がつかない」「幸せになる」など)

(イイコトアリソウデスネ、ガンバリマショウ、ルンルン)

こうして列挙しますと

小さな生き物たちがいっぱい、大都会も捨てたものではありません

皆さんの健在ぶりを寿ぎたいと思います

虫のいる生活・満喫

楽しい哉! 嬉しい哉!

 

この度調べてみてはじめて解ったことですが、認識を新たにしたゲジゲジのことを紹介します
なんと、害虫ではないのです
同種のムカデのように毒があって攻撃的で噛むわけでも、ゴキブリのように衛生面で問題があるわけでもないのです
寧ろ、ゴキブリ、シロアリ、ダニなどの害虫を食べてくれるのです

まさかの、益虫ではありませんか!

それなのに、見た目の問題で、差別されて嫌われるのです
タマムシとは真逆で理不尽で気の毒です
今後は、わたくしの差別意識を大変革しなければなりません。
噛まないこと毒がないことが判れば、恐怖心も消え理解も深まり可愛いと思える時がくるのはそう遠くないでしょう

幼少期は、虫や爬虫類とはどんな子でも分け隔てなく小さな手で優しく触っていました
『キツクつかむのではなくヤサシクね』と母から言われていたので
母は虫が苦手なのに、わたくしが小さな生き物たちと遊ぶのを、肝を冷やしながらも好ましく思っているそぶりをしていたようです
時々『キャー、クワバラ、ワバラ』と小声で叫んで離れて見ていました
そんな母を見るのが大好きでした

ハハハハハ~

子供ながらにイジワルでした

 

わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x5333,2018.09.30)