若生のり子(NORIKO WAKO)
盛夏36度炎天下
灼熱をものともせず謳歌し咲き誇っている『ベルガモット』
長~いうだる暑さに息苦しくげんなりした2022年の夏でした
ジリジリギラギラの太陽
蜃気楼のように漂う熱風をも染めてしまう燃えるような赤紫色
その強靭な生命力に恐れ入るばかりです
傍らに植えられている夏の代表的な花ひまわりでさえ下を向いてうなだれていましたのに
北アメリカ原産、ケベックからミシガンに分布している多年草
ネイティブアメリカンに古くから薬草とされているハーブ
扁桃炎などの咽喉の痛み・炎症を抑えたり、胃腸に溜まったガスの排出を促したり、生理痛の緩和にも効果があることから
胃腸障害の改善、食欲促進、殺菌作用、防虫効果、安眠効果、鎮静 、駆風薬とされています
良いことづくめの万能薬
その名の由来は、葉の香りがベルガモットオレンジの柑橘系の香りに似ていることから名づけられました
また『モナルダ』とも呼ばれ、北米の植物を研究したスペイン人医師で植物学者Nicholos de Monardesを記念して付けられたそうです
甘い香りと蜜はミツバチなど昆虫を引き寄せることから『ビーバーム』とも呼ばれています
和名の『タイマツバナ』(松明花)は、はじける花火の赤い炎を想起させる花姿にちなんでいます
葉や花は、詰め物料理・サラダ・パンやクッキーの香り漬け・ハーブティーなどにに用いられ
乾燥させれば、ドライフラワーやポプリの素材、薬草湯 としても楽しめます
おあつらえ向きにミツバチが蜜を吸っていました
けわしい複雑な形態は同様でも、色というファクターは決定的な違いを生じさせます
ピンク色の花ですが、やはり優しいですね
和 名: 松明花(タイマツバナ)、ヤグルマハッカ
英 名: oswego tea, bee balm
学 名: Monarda didyma
分類名 シソ科・ヤグルマハッカ属
原産地: 北アメリカ
開花期: 5~7月
別 名: ビーバーム、モナルダ
花 色: 赤、ピンク、白、緋赤色
花言葉: 『安らぎ』『やわらかな心』『感受性豊か』『火のような恋』『燃える思い』
種 類: 多年草
わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x8992,2022.09.26)