生き物語ー自然は尋常ではない!55話「我が家に飛来したカメムシ君たちとあの時の虫も」

若生のり子(NORIKO WAKO)

カメムシと言えば、あの独特の臭いに閉口しますが

彼らも様々な色・形をしていて

どの子を見ても美しく可愛いのです

自然の創造というのは

「ウァオー!」と驚きの連続で飽きることがありません

 

シロヘリクチブトカメムシ(約17mm)

エッジが効いています

 

 

 

 

ツヤアオカメムシ(約14㎜)

見慣れた形ですが命名の通りツヤツヤの緑です

 

 

 

 

キマダラカメムシ(約23mm) 大物です

見た目そのまんまの命名です、足や触覚までまだら

 

上記の3匹はごく普通に都内でも見かけるカメムシで植食性です

わたくしは、今まではもう少し小さくて黒っぽいものしか知りませんでした

残念なことに害虫で、農家にとってはたいへんな厄介者だそうです

 

ちなみに、2番目の子は部屋にいたので触ったらあの臭いを発しましたが、

1番目と3番目の子たちは、庭にいたので触ってもあまり臭いを感じませんでした。

手に付いた臭いは、よーく石鹸で洗ってもなかなか落ちません

家族は「ウァオー!」と鼻をつまみました

わたくしは しばし カメムシになりました

 

そして

うれしいことに意外な展開

覚えていらっしゃるでしょうか、2017年8月25日に掲載しました(pubspace-x4326)

この子もカメムシの仲間であることが偶然にも判明しました

 

ヨコヅナサシガメ(約30mm

カメムシ目(半翅目)サシガメ科に分類されるカメムシの一種

大きいので横綱と名付けられています

この子は、肉食性です

 

最後にひとこと

人間にとって都合の悪い虫を害虫と表わされるのですが

農業害虫・衛生害虫・不快害虫とか

これは人間の得手勝手かもしれませんね

すべての生き物にとって最大の悪害は人間です

現代は、生物の歴史上かつてない「大量絶滅」の時代であり

近代から現代にかけて起きた野生生物の絶滅の原因は、ほぼ100%人類の行為に起因するものであるといわれていますから。

 

わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x6989,2019.08.31)