若生のり子(NORIKO WAKO)
カメムシと言えば、あの独特の臭いに閉口しますが
彼らも様々な色・形をしていて
どの子を見ても美しく可愛いのです
自然の創造というのは
「ウァオー!」と驚きの連続で飽きることがありません
シロヘリクチブトカメムシ(約17mm)
エッジが効いています
ツヤアオカメムシ(約14㎜)
見慣れた形ですが命名の通りツヤツヤの緑です
キマダラカメムシ(約23mm) 大物です
見た目そのまんまの命名です、足や触覚までまだら
上記の3匹はごく普通に都内でも見かけるカメムシで植食性です
わたくしは、今まではもう少し小さくて黒っぽいものしか知りませんでした
残念なことに害虫で、農家にとってはたいへんな厄介者だそうです
ちなみに、2番目の子は部屋にいたので触ったらあの臭いを発しましたが、
1番目と3番目の子たちは、庭にいたので触ってもあまり臭いを感じませんでした。
手に付いた臭いは、よーく石鹸で洗ってもなかなか落ちません
家族は「ウァオー!」と鼻をつまみました
わたくしは しばし カメムシになりました
そして
うれしいことに意外な展開
覚えていらっしゃるでしょうか、2017年8月25日に掲載しました(pubspace-x4326)
この子もカメムシの仲間であることが偶然にも判明しました
ヨコヅナサシガメ(約30mm)
カメムシ目(半翅目)サシガメ科に分類されるカメムシの一種
大きいので横綱と名付けられています
この子は、肉食性です
最後にひとこと
人間にとって都合の悪い虫を害虫と表わされるのですが
農業害虫・衛生害虫・不快害虫とか
これは人間の得手勝手かもしれませんね
すべての生き物にとって最大の悪害は人間です
現代は、生物の歴史上かつてない「大量絶滅」の時代であり
近代から現代にかけて起きた野生生物の絶滅の原因は、ほぼ100%人類の行為に起因するものであるといわれていますから。
わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x6989,2019.08.31)