若生のり子(NORIKO WAKO)
7月初旬頃高尾山麓の山道で一風変わった見かけのカマキリさんを捕獲
連れて帰った以上「活餌」を確保する必要に迫られる事になりました
その餌というのは、バッタ
その日からというもの、ご近所の公園や空き地でバッタ探しに明け暮れる日々が続いております
大げさと思われるでしょうが、、、カマキリの飼育箱が3個
大型のブラウンとグリーンとこのムネアカの3匹のカマキリたちそれぞれに毎日1匹づつ活餌が必要なのです
季節柄今のところ幸いにして活餌に困ることはありませんが、、、(バッタさん、許してください)
家人が言うには
バッタを飼育箱に入れるや否や、特に食欲旺盛な外来生物のムネアカは
瞬時に食らいつきアッという間にたいらげてしまうそうです「コワッ!」
お腹透かしているのかもしれないから、2匹づつ必要かもしれないと
自然界の食物連鎖ですから残酷なようでも「自然の生き物の定め」
ですが忍びなく申し訳なくて、バッタさんの断末魔を見ることはとてもできません
わたくしの役目ではないので助かっています
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話はそれますが
そう言うことを言うにしては、食いしん坊で肉類が大好物
とりわけ牛肉には目がなくステーキを舌鼓をうって頂いています
その自己矛盾に家人たちには
「バッタどころじゃないよ、血肉の通っている大きな牛だよ!節操がないね~、我々が代わりに食べてあげようか?」
と笑いながらイジワルを言われています
『ぐ』の音も出ません
「元環境大臣だった今最も囃されている次期首相候補の御仁と同じレベル」と揶揄されています
トホホホホ~
もうかれこれ2ヶ月以上も小さな飼育箱で飼われているにも関わらず頑張って生きています
1月ぐらい過ぎた頃に完璧なスバラシイ脱皮もしました、写真はホヤホヤの新鮮な抜け殻です
脚先から頭頂まで極まりなく複雑なのに、きちんと目の形まで余す所なく、欠損もなく
すっぽり脱ぐことができるなんて、神業に近い命がけの所作立て
脱皮に失敗して亡くなる個体も少なからずいるといわれています
<意図しない天然の仕業>
~~~~~~~~~~絶妙~~~~~~~~~~~
長い四つ脚の妖艶なダンサーがイナバウアーで
天を仰いで見得を切っているように見えます
神々しい『しな』
思わず「ウ~ン」と言葉にならない感嘆の声が出ます
コンポジションに関して言えば、卓抜した際どいギリギリのバランス
とりわけ難しい始末の悪い四つ脚のポーズの決め方に
凡は、安定させた無粋な四つ脚のダサさになるか
或いは考えすぎで絡ませ、優美な感性・品格が飛んでしまうか
に陥ります
1枚目、2枚目の写真は、捕獲直後のまだ幼さの残る体型だったようで
ムネの赤いシンボルマークはまだ現れていませんでした、が
脱皮後しばらくして<ムネ・ハラ>が赤くなって来ました
近寄りがたい、威厳・風格
(在来種のハラビロとの違いを実証するため<ムネ&ハラ>をクローズアップしています、それ以外はボケます)
体全体も一回り大きくなって、立派な成虫になリました。
パチパチパチパチ~
・・・
活餌のバッタがいなくなればどうすれば良いのかと案じておりましたがその代替品として
コオロギがネットで買えるようです
『エサラボ 餌 用 コオロギ イエコ Sサイズ 活餌
ヨーロッパイエコオロギ 150匹 S 5-8mm 送料無料 1,250円』
ということは、そのおびただしい数のコオロギたちも死なないように飼育管理しなければなりません
ますます大変な情況(初体験)になりそうです
嬉しい?悲鳴
わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x11858,2024.09.06)