若生のり子(NORIKO WAKO)
クローバーの花は
幼い時から長い間、『白』の見慣れたイメージしかなかったのですが
いつしか、ピンクの花も当たり前のように見かけるようになりました
ピンクと赤はお隣同士の色で姉妹ですから
ひょっとしたら赤い花もあるかもしれないとぼんやり思っていました
ソンナコトも忘れていた或る日
いつものお気に入りの散歩道には行かず
たまたま違う道を散策していましたら
<合いたいと思っていたのでしょう、ここにいるよ>
と
アラ
ワオー
真っ赤で可愛くステキな草花でした
三つ葉の草丈もかなりあり、青々として瑞々しく、決して踏みつけなんかできない佇まいです
同じクローバーといっても、あまりにもイメージが違い過ぎました
どう言ったらいいのか、煙に巻かれたような印象を受けました
これはクローバーではなくて、全く別の草花という感じ
『長い間のイメージ』がひっくり返りました
決して、悪い意味で思ったのではありませんが
品種改良された園芸種とオリジナルの自然な雑草との違いというにしては、、、
乾燥した荒れ地に踏みつけられても踏みつけられても 這いつくばって群生し
白い花をたくさんたくさん咲かせている姿がクローバーの原風景でしたが
わこう のりこ (Artist)
(pubspace-x,10172.07.08)